【体験談】増上寺で仏前式を挙げてみた(詳細)【結婚式】

東京タワーのお膝元、浄土宗の大本山、港区芝増上寺で結婚式・仏前式をあげてみた!(詳細verです)

仏前式とは何か? どれくらい費用がかかるのか? 情報の少ない仏前式について、私の体験談をもとにご紹介します! 

かなり詳しく記載していますので、概要だけサクッと読みたい方はこちら↓をご参照ください。

 

 

仏前式とは?

結婚式と言えば、キリスト教式、人前式、神前式と宗教に応じてさまざまなスタイルがありますが、仏前式をご存知でしょうか? 

仏前式はその名の通り仏様の前で行う式で、仏教式の結婚式のことを言います。

”仏前式を挙げた夫婦は来世でも再び結ばれ夫婦になれる”という話を聞き、ずっと仏前式に憧れていた私。

実際に結婚式を検討し始め、ご縁があり東京港区の芝増上寺で挙式を行うことができました。

ずっと仏前式についてはネット等で調べていたのですが、なんせ情報が少ない・・・。

私のように「仏前式を挙げたいけれど情報がなくて困っている」という方へ向け、今回は私が経験した増上寺での結婚式について、まとめていきたいと思います。

 

仏前式はどこでできるの? 

まず仏前式を挙げたいとなった場合、挙式を執り行うお寺を決める必要があります。

キリスト教式や神前式と違うのは、日本人の多くは仏教を信仰しており、菩提寺という先祖のお墓があるお寺があります。

その菩提寺で行うのが基本です。

菩提寺が遠く離れた場所にある場合や、両家の信仰する宗派が異なる場合は、菩提寺とは別のお寺で執り行うこともできます。

ただしどちらかの家が信仰する宗派と同じ宗派のお寺で行うのが原則ではないでしょうか。

増上寺の場合も例外ではなく、浄土宗の信徒方以外は挙式を挙げることはできません。

このことは明確にHPにも記載されており、結婚式の申し込みをする際も法要課の担当者さんから菩提寺について聞かれます。

増上寺HP

とっても素敵な仏前式ですが、ほかの式と比べ宗教色が強くなってしまうため、なかなか流行らないのかもしれません。



お寺のほかにも、ホテルの会場で行うという方法もあります。

もともと仏前式は自宅で執り行っていた時代もあるそうです。

仏具があってお坊さんがいれば、場所を選ばず挙げられる式でもあります。

私たちも当初はホテルでの(ホテル紹介のお寺含む)仏前式→ホテルで食事会を検討していましたので、仏前式ができるホテルを探していました。

ホテルでの仏前式についてはこちら↓の記事をご覧ください。

近日公開予定

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式の様子



費用は?

仏前式はリーズナブルな金額で挙げられる挙式としても知られています。

ただ、増上寺は国内でも指おりの格式高いお寺ということもあり、挙式費用は相場より高めの40万円です。

この中には挙式料、人件費(挙式当日挙式を執り行ってくれる戒師さん、お坊さん)、新郎新婦控室、親族控室、親族控室での桜茶、挙式中使用する花、三々九度用の日本酒、紅白饅頭、新郎新婦の数珠、挙式後の写真撮影用の赤いじゅうたんが含まれています。

衣装代やヘアメイク、写真等は含まれておらず自分で手配するようになりますので注意してください。写真は増上寺にお願いすれば、普段出入りしている業者さんを紹介してもらうこともできるそうです。

私たちは和婚ネットで衣装と挙式中の写真を手配しました。

和婚ネットについてはこちら↓でまとめています。

keiainohana.hatenablog.com

 

 

また、増上寺の挙式のトータル費用(衣装、写真含む)は¥723,000(税込)でした。

近日公開予定

 

挙式前の写真撮影はラブグラフでお願いしました。

インスタグラムで自分の好きなテイストの写真を撮るカメラマンさんを見つけ、ラブグラフで指名するのがおすすめです。

近日公開予定

 

申し込み方法は?

お寺は結婚式場とは違いブライダルフェア等を行っておりませんので、直接お寺へ行き、結婚式の担当者に結婚式を行いたい旨を伝え申し込みます。

申し込み金はあませんので、現金を用意しておく必要はありません。

増上寺は大きなお寺なので、事前に電話をしてから伺いました。

法要課に結婚式担当の方がいらっしゃるので、増上寺で結婚式を行いたいと伝えると担当者へ取り次いでもらえます。

結婚式について話を聞きたいので伺いたいと話すと、いつでも来てくださいとのことでした。

 

初回に伺った際に増上寺で結婚式を行いたいという気持ちは固まっていたので、具体的に日程の話なども進めていきました。

基本的にはほかの法要やイベントとかぶらず、本堂が使用できる状態ならば日にちを押さえることができます。

ひとつご注意いただきたいのは、お日柄です。

最近は大安や仏滅などを気にしない方も増え、一般的な結婚式場では仏滅割引等もあるそうですが、お寺なので仏滅は避けた方が無難です。

もちろん割引もありません。

お寺ですから、結婚式以外にもお葬式や法事も行っており、それらの法要とかぶると結婚式はできません。

大安や友引など、お葬式とかぶらないお日柄を選ぶのがおすすめです。

 

費用の支払いは?

挙式料の支払いは当日でも可とのことでした。

当日はきっとバタバタするだろうと思い、挙式1週間前の打合せの際にお支払いしました。

現金払いのみとなっており、領収証が発行されます。

 

打合せは?

結婚式当日まで3~4回打ち合わせを行いました。

1回目は日にちの話や、使用できる控室の確認等をし、申し込みをしました。

この時に当日に座る席次表を決めるよう言われ、テンプレートを貰いました。

2回目は時間の打ち合わせや当日の流れの打合せをします。

私たちは式後に品川プリンスホテルで会食を予定していましたので、品プリまでの移動の流れを確認しました。

3回目の打合せは式の1週間前。

挙式費用の支払い、席次表の提出、控室、衣装搬入の確認等を行った後、本堂にてリハーサルを行いました。

リハーサルと言っても簡単に流れを確認する程度でした。

うまくできるか当日まで不安で不安で仕方ありませんでした。。

初回の打ち合わせ時にもらった親族の席次表は、この日に提出しました。

また、当日に新郎新婦で読み上げる誓いの言葉に氏名を記入します。

誓いの言葉はコピーをもらえるので、当日まで2人で練習するのがおすすめです。

打合せはすべて増上寺の大殿受付内の待合スペースで行います。

毎回お茶を出していただきました。

 

当日の流れは?

挙式の約1時間前に親族集合→挙式(約45分)→親族集合写真撮影(約15分)で、親族の集合から解散までは2時間ほどです。

私たちは挙式の前に和装で撮影、挙式後に品川プリンスホテルで会食を行いましたので、以下のようなスケジュールでした。

9:00 増上寺新郎新婦控室集合、新婦ヘアメイクスタート

10:00 新郎着付けスタート

10:30 新婦着付けスタート

11:00 撮影スタート

12:00 本堂にて写真撮影

12:30 挙式の用意

13:00 挙式スタート

14:00 挙式終了→すぐに着替え

14:15 増上寺出発

14:30 品川プリンスホテル到着→すぐに着替えヘアメイク

15:00 親族集合写真撮影(スタジオ)

15:30 会食スタート

17:30 会食終了

18:00 着替え

 

私は会食では自分のウェディングドレスを着たので、和装から私服に着替えて品プリへ移動→品プリでドレスに着替え髪型を変えるという流れでした。

かなりバタバタでしたが、30分程度あればドレスへの着替えとヘアメイクチェンジは可能とのことです。

近日公開

 

品川プリンスホテルでの会食についてはこちらの記事でまとめています。

近日公開

ホテルの最上階にあるレストラン「テーブル9」の個室で行いました。

 

挙式の流れは?

30分程度の挙式ですが、項目を並べるとなんと29にも及びます。

長いのでサクッと読みたい方はこちらのざっくりまとめた記事をご確認ください。

 

一、法鼓

一、親族入堂

一、開式告辞

一、報鐘

一、奏楽

一、新郎新婦入堂

一、行華焼香

一、戒師昇殿

一、奉請

一、表白

一、戒師転座

一、垂訓

一、聖水潅頂

一、懺悔

一、授与三帰三竟

一、日課勧奨

一、寿数授与

一、同称十念

一、誓漿交歓

一、親族固メ儀

一、誓詞

一、戒師転座

一、成婚奉告

一、請護念偈

一、奏楽

一、戒師退殿

一、親族紹介

一、新郎新婦退殿

一、開式告辞

 

以上29項目でした。

実際は1つ1つ「次は〇〇です」と司会が言うわけではないので、サクサク進んでいきます。

希望すればこの中に指輪の交換も入れられます。



最後に

ネットやインスタグラムで探してもなかなか情報が少ないですが、増上寺での仏前式は有名にならないのが不思議なくらい本当に素敵でした。

ピンと背筋が伸びるようなお線香やお焼香の匂いがたちこめる壮大な本堂での式は本当に圧巻。

戒師様の法話も心に響くもので、この人と結婚することができて本当によかった、これからもずっと来世まで明るく正しく仲良く頑張っていこうと思える式でした。

親族にも好評だったので、親孝行したい、祖父母孝行したい方にもおすすめです。

 

もちろん、増上寺以外でも仏前式ができるお寺はたくさんありますので、浄土宗以外の信徒の方もお家と所縁のあるお寺に相談してみてください。

菩提寺でなくても、お付き合いのあるお寺や同じ宗派のお寺を紹介してもらえる可能性もあります。

最愛の彼と来世でも出逢い夫婦になりたい・・・そんな願いのある方は是非一度仏前式を検討してみてくださいね。

 

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